意識高くないブログ

アラサーに差し掛かった女による、もう色々書く、あふれ出る感情とか勉強とか仕事とか病気のことなど

グッド・ウィル・ハンティング

 

 

最近、NHKで土日の深夜に、洋画が毎週放送されていることを知った。

ここ数週間毎週見ているのだが、どれも私好みで、英語音声日本語字幕なのが良い。

先週末の『グッド・ウィル・ハンティング』は、ずっと気になっていたので、見ることが出来て良かった。

とにかく、若かりし頃のマット・デイモンが美男子すぎる…

金髪美青年に目がないので目の保養にもなった…

 

幼いころに両親を亡くした主人公ウィル(デイモン)は、親戚の家を転々として過ごしているが、その親戚から虐待を受けて育った。天才的な頭脳を持ちながら、マサチューセッツ工科大学での清掃員で生計を立てている。いわゆるアメリカ(南ボストン)の貧困層の「悪ガキ」として、仲間4人組でいつもその日暮らしをしていた。

MITの数学科の教授、ジェラルドが廊下の黒板に難問を学生に向けて書いたところ、それを解くことができたのは清掃員のウィルだけであった。ジェラルドはウィルを更生させようと、自身の学生時代のルームメイトであり、心理学者のショーンにカウンセリングを依頼する。

ジェラルドとショーンの間には確執があり、衝突してしまう。また、ウィルが心に受けた傷は大きく、更生への道も平坦ではなかった。

そんな頃、悪ガキ仲間がナンパしたハーバード大学の学生スカイラーは、ウィルの頭の良さに感心し、交際するようになる。

しかし、虐待によって受けた心の傷が原因で、自己開示できないウィルは、ジェラルドが手配した超一流企業の面接もふざけ倒し、スカイラーとも破局してしまう。

そのまま底辺でその日暮らしを仲間とするつもりでいたウィルだったが、悪ガキ仲間のチャッキーに、「お前は俺たちと違って才能があるんだ。このままその才能を無駄遣いして過ごすな。」と背中を押され、更生を決意する。

ショーンの粘り強いカウンセリングの結果、ウィルは自身の心の傷を克服する。一度一緒に来て欲しいと言われて断った、医学の勉強のためにカリフォルニアへと旅立ってしまったスカイラーの元へ行くことを決意する。

また、ジェラルドとショーンの間の軋轢も、ウィルの更生を通して瓦解する。

 

という話。(あらすじ書くの難しかった…)

 

NHKの深夜洋画枠は、田舎の少年が周りに反対されながらオリンピアンになる話や、黒人差別と闘いながら、宇宙開発に携わる女性の話などヒューマンドラマ系が多い。

(そこは多分NHKだから…でも来週は有名どころの『ボヘミアン・ラプソディ』)

今までヒューマンドラマはあまり手が出なかった(感動させようとしているのが気に食わない)が、意外と面白い(interestingのほうで)ものもあることに気が付いた。

 

自己開示できないウィルの気持ちがわかる気がした。

人と深く関わることは難しい。

「もし見捨てられたらどうしよう」

虐待を受けていたウィルはその気持ちにずっと囚われていた。

スカイラーにカリフォルニアに来て欲しいと言われた時、ウィルは初め、無理だと言った。なぜなら、もしついていったとして、お互いの気持ちが違ったら?好きじゃなくなってしまったら?それが怖かったからだ。

 

私も人(特に知らない人や恋愛関係になろうとしている人)と関わるとき、その気持ちが出てきてしまう。

もし?というこれから起こりうる無限のマイナスの可能性について考え、全て分かった気になって、嫌になってしまう。

だったら、人と関わらないほうがいいと逃げてしまう。

 

基本的に人には捨てられると思って生きているので、信頼できないし、敵だと思っている。深い関係になることが怖い。

 

今仲の良い友人だって、仕事や結婚、育児でいつかは疎遠になってしまうかもしれないという恐怖がある。実際それで疎遠になった人もいる。

私はいつも残される側。受験だって就職だって恋愛だってそうだ。

だから余裕がない。人の好意に感謝して心穏やかに過ごしたいと泣くほど願っているのだが。

誰に対しても意地を張り、無用に相手の腹を探ってしまう。そんなの考えてもわからないのに。敵だと思っているのに捨てられたくないから、素直に聞くこともできない。聞いて相手の気分を害して捨てられたらどうしようといつもびくびくしている。(相手の気分を害するかどうかもわからないのに)

 

同じような経験を繰り返すうち、どんどん負のスパイラルに嵌っていっている気がする。(だから勇気を出して私もカウンセリングに通っているのだが)

 

こういう精神状態なので、恋愛なんて数学の未解決問題を解くくらい難しいし、明日からの新しい職場でまともな精神状態を保って生きていけるか非常に懸念される。

(耳にしたことがある、リーマン予想の項をウィキペディアで見たけど、問題に書いてあることすらわからなかった)

 

とりあえず問題は全部来週の土曜のカウンセリングの時間に持っていくことで気持ちを保つしかないが、30分じゃ足りないし、いつも2週間に1回のところ、3週間空いてしまうから、4月まで耐えられるか不安すぎる。

 

だから脳幹にコンピューターを接続するしかない…