お前は誰だ?
30分ほど時間が空いた。サクッと書く。
今日午前中に乳腺外科と婦人科へ行ってきた。
結論から書くと、何とも無かった。
先生もほっとしていたようだし、そうであるべきだ。(余談だが、あの病院は受付から医者まで美人ぞろいだ。院長の趣味だろうか?)
自分自身が作り出しているこの苦しみからは、逃れられることはできないし、私は何者にもなれないことを早く自覚すべきだ。
アイデンティティがな~い
それが普通だ。それで上等だ。どんとこい、没個性。
何者かにずっとなりたかったんだと思う。でもなれない。何者かでいなければ、称賛されない、見てもらえない、居場所がない、そんな飢えが幼い頃からあったのだと思う。
けれど、いい加減、気付くべきだ。みんな、何者でもない。replacableである。自分にできることを淡々と粛々とやっていく、そうするしか生きる術はない。隣の花は本当に赤い。強烈な赤で、喉から手が出るほど欲しい。それに比べて自分の花は枯れてしまっているように見える。でも、そういうものだ。どんなに隣の花みたいに育てたくても、土が違う。水が違う。日当たりで赤く見えているだけかも。すぐ枯れてしまうかも。悪臭を放っているのかも。きりがない。
だから、いい加減、何者でもないことを受け入れなければならない。そしてそれは自分だけではなくて、この世の全員に当てはまることだとわからなくてはならない。
今週1週間、また生き延びねばならない。何色かわからないくすんだ色の花に水をやり、肥料をやり育てねばならない。切ってしまう勇気もないわけだから。
何者でもないのだ。