意識高くないブログ

アラサーに差し掛かった女による、もう色々書く、あふれ出る感情とか勉強とか仕事とか病気のことなど

書評

時間の進み方は人によって少しずつずれているかもしれない

若いときにはそういう淋しく厳しい時期を経験するのも、ある程度必要なんじゃないかしら?つまりは人が成長する過程として 樹木がたくましく大きくなるには、厳しい冬をくぐり抜けることが必要なみたいに。いつも温かく穏やかな気候だと、年輪だってできない…

立夏

『生欲』の中で、何度か死ぬことを考える二人。 でも、最終的には互いのために生き残ることを選ぶ二人。相手のために、生き残る。 片方が罪を着せられ、有罪は免れなくなっても、 「いなくならないから、と伝えてください」 と互いに向けて言う二人。 そんな…

生欲

正欲 作者:朝井リョウ 新潮社 Amazon いわゆる性的マイノリティの話、「マイノリティ」という言葉でくくられるのも彼らは嫌がりそうだけど。 この本を薦めてきた彼は、まだ対面したこともないのにライン通話で性について語ってきた「マジョリティ」だと思う…

対岸の彼女

『対岸の彼女』角田光代著 村上春樹のエッセイ、『一人称単数』を読んだあと、なかなか次の本を決められず、アマゾンをうろついていたのだけど、なんとか次に辿り着けた。 実は一度本屋でこの本を見つけたことがあって、でもその時は、一瞥して学園ものかと…

ことばと思考

31年間続いた平成も幕を閉じ、ちょうど改元から1年経った、時は令和2年、5月。 未曾有の伝染病、「新型コロナウイルス(COVID-19)」が世界中で猛威を振るう。 日本においても全国に「緊急事態宣言」が発令された。 そのような状況下で筆者の職場も閉鎖され、…